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まとめ
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昭和23年の第7期名人挑戦者決定戦・3番勝負第3局、升田幸三8段対大山康晴7段戦(高野山の決戦)で、升田8段が大悪手を指してトン死を喫した時に言った言葉。
初めての名人挑戦権をかけた対局を、必勝の場面を築いておきながら大きなポカで負けてしまい、思わず口から出たのがこの言葉だった。
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指せる

形勢が良い状態のこと。また、相手が指してきた手に対する、良い対処法のこと。
例えば「△4五金には▲5六銀で指せる」等という。

指す

<1>盤上にある駒を動かして手を進めること。駒台から持ち駒を取って盤上に置くことは「打つ」と言い、「指す」とは区別している。
<2>対局をすること。「1局指す」等と言う。

指し分け

対局数に対して勝利と敗戦が同数であること。

昇段の規定などには、「指し分け以上」という項目がある。例えば、女流棋士が1級から初段に上がる場合、昇段規定の一つに「女流1級昇段後年度成績指し分け以上(13対局以上)」という項目がある。

指しやすい

自分の方が形勢が良いときや、少し優勢な時に「少しこちらがいいですね」という意味で使う言葉。

「指しにくい」<1>の逆の意味。ただし、「指しにくい」<2>の逆の意味では使わない。
自分の感覚に合うから、何となくやってみたいから「この手はさしやすい」という言い方はしない。そういう場合は、普通に「やってみたい」「指し手みたい」と言う。

指しにくい

<1>形勢が不利なときに、「ちょっとこちらが悪いですね」と言う意味で、「指しにくいですね」と言う。
<2>読みからするとそう指す手もありそうだが、ちょっと自分の感覚には合わない、何となくやりにくい、やりたくないという手の場合に「ちょっと指しにくい」と言う。

桂馬のこと。

格言
三桂あって詰まぬことなし

指し直し

<1>千日手などで引き分けになった時に、改めて将棋を指すこと。
<2>「待った」をして違う手を指すこと。

菊池寛の言葉に
「人生は一局の将棋なり、指直し能はず」という名言がある。

指し過ぎ

調子に乗って攻めすぎてしまい、形勢がやや悪くなった状態のこと。

差し込み制

勝者が敗者に対して駒を落として戦うこと。
昔は、タイトル戦でも香落ちで戦うなどの例がよく見られた。

指し切り

攻めが切れてしまうこと。
攻め駒をほとんど取られてしまい、これ以上攻めが続かないような状態のこと。
片方が攻めに専念して、もう片方が受けに専念した結果、攻めている方が完全に指し手が無くなってしまった時に言う。攻め合いの将棋ではこういう表現は使わない。プロの場合でも、無理攻めして、それを的確に咎められてしまうと、指し切りの状態になることがある。一番多いのは、相手の攻めを必要以上に恐れて、自分から先に無理攻めしてしまい、結果的に切れてしまうというケースである。攻めが好きな人というのは攻められるのが怖いため、自分から先に攻めたいという願望があり、どうしても指し切りになってしまうことが多い。

指掛け

対局を途中で中断すること。
2日制のタイトル戦などでは、1日目の夕刻で指掛けとなり、封じ手とする。翌日、それを開封して指し継がれる。
江戸期の将棋集には数多く存在する。棋力判定などの棋譜あるいは記録するさえ棋譜記録に誤記があり終局まで記すことが出来ず指掛けとした例もあるようだ。

咲き分け駒

書きの一種で、上半分が朱色で、下半分が黒で書かれているのこと。安いが多い。

鷺宮定跡

青野照市九段が考案した居飛車側の対四間飛車急戦戦法

後手に△5四歩と△6四歩を突かせ、▲3八飛と回って▲3五歩から角頭を攻めるのが狙い。
青野九段は米長邦雄永世棋聖とともにこの戦法で高勝率を上げた。当時、二人が東京都中野区の鷺宮に住んでいたことからこの名が付いた。
平成10年、将棋大賞・升田幸三賞を受賞。

阪田流向い飛車

阪田三吉八段が、大正8年の土居市太郎八段戦で用いて有名になった変則向い飛車戦法のこと。

角交換から△3三同金として、△2二飛と向い飛車にする形を言う。変則的な出だしから、△3三に上がった金を生かして飛車先を攻めていく。

阪田三吉

明治3年、大阪府堺市生れ。極貧に耐えながら関西将棋界の雄として活躍、中央の棋界とは距離を保ち、大正時代の終わりには「名人」を自称した。
木村義雄初代実力制名人との「南禅寺の戦い」では、木村の初手▲7六歩に△9四歩と応え大きな話題となった。「銀が泣いている」などの名セリフを残し、映画や演劇、歌の「王将」の主人公にもなっている。
昭和23年没。30年に名人を追贈された。

最優秀棋士

昭和49年から始まった、日本将棋連盟が制定する「将棋大賞」のなかの「最優秀棋士賞」受賞者のこと。
将棋のタイトル戦主催者で構成される将棋大賞選考委員会によって選出される。年一回、前年度に一番活躍した棋士が選出される。近年は羽生善治名人が多く受賞している。

催促

相手が駒を取らせたり、局面を打開したいようなときに、相手の指し手を促すように指すこと。

最善手

その局面において、最も価値が高いと思われる指し手。
お互いが最善手を続けると優劣不明の熱戦になることが多い。形勢が不利な局面では、どう指し手も苦しいため、最善手を定義することは難しい。

最後のお願い

劣勢の棋士が、終盤にわずかな逆転の望みをかけて放つ勝負手のこと。
相手が間違うこともあるので、勝負は最後まで諦めるべきではない。
公式名は【世界コンピュータ将棋選手権】という。

コンピュータ将棋協会主催のコンピュータ将棋ソフトによる棋戦。一次予選、二次予選があり、決勝リーグは二次予選上位5チームとシード3チーム(前回1~3位)、計8チームによる総当たりのリーグ7回戦で優勝を決める。ここで実績を挙げたソフトが、いくつも商品化され市販されている。

好形

陣形が整っており、それぞれの駒の動きがよく効いている形のこと。
戦いを有利に進めるには、好形にもっていくことが大事である。

駒割

の損得状況のこと。ある局面での優劣の判断材料にする。
割は先手の桂得です」等と使う。

駒袋

箱にしまうときにを入れる袋のこと。
紐で巾着のようになっているものが多い。生地は木綿が一般的だが、高級品では本絹が使われる。

駒柱

一段目から九段目まで縦に、一つの筋に一直線にすべてが並んだ状態のこと。
柱はめったにできないので、縁起が悪いと言われている。

駒箱

をしまっておくための箱のこと。

用材は桐が一般的だが、高級品では桑や黒檀、紫檀が使われる。これらの用材はかた木であるから、じかにを入れるとを傷めるので、布に包むか、袋に入れてしまうのが望ましい。

フリークラス

順位戦に属さないクラスのこと。

フリークラス棋士になるには、自らフリークラス宣言した場合、C級2組から降級した場合、三段リーグにおいて次点を2回取った場合、がある。
フリークラス宣言は、原則として名人、A級以外の棋士なら誰でも出来る。フリークラスに成ると順位戦には参加できなくなるが、他の棋戦には参加できる。なお、C級2組から降級、及び三段リーグで次点を2回取ってフリークラス棋士となった場合は、一定の成績(30勝以上の勝率が6割5分以上など)を挙げると、C級2組への復帰・参加が可能となる。ただし、フリークラス編入後10年間、規定の成績を収められない場合は引退となる。

駒得

駒を得すること。
タダで得た場合は、はっきり得になる。また、交換の場合は価値の高いほうが上になり、一般的には、飛、角=5点、金、銀、桂、香、歩=1点、のように点数をつけ、判断の基準にするが、複数の場合は状況によって変化する。枚数が多いと価値が低いものでも得になるケースが多く、例えば金銀と角、桂香と銀などがそれ。だが歩は対象にはしない。
序盤から中盤までは形勢の目安の重要な基準になることが多く「駒得は裏切らない」という名言もある。
【格言】
・二枚換えなら歩ともせよ

舟囲い

相手の振り飛車戦法に対して、居飛車側が用いる最も基本的な囲い方の一つ。金銀の配置が船の形に見えるところからこの名が付いた。

舟囲いは、その形にとどまっていず、「左美濃」や「穴熊」などに変化をしていく場合が多い。
また、▲7九の銀を▲6八から▲5七と攻めに繰り出していく場合もある。
舟囲いは、上部には弱いが、横からの攻めには強い形である。居飛車対振り飛車の将棋は、最後は横の戦いになることが多いので、舟囲いは理に叶っている。非常にシンプルで、手数を掛けずに組め、しかもそこからどんどん変化していくという意味で、美濃囲いと同じと考えても良いかも知れない。
囲いのポイントは、金銀の配置である。金銀の連動がよくないと良い囲いとはいえない。基本的には離れ駒のないのがいい囲いである。

駒損

始めに持っている戦力に比べて、駒が少なくなっている状態。
駒損をしている時には、駒の効率、手番、玉の堅さなど、ほかの要素を最大限に活用しなければならない。捨て駒や駒損という時の駒は、一般的に玉、歩以外の駒を指す。
格言
・駒損は避けよ

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