大内、名人逃す

大内、痛恨の大失着で名人を逃したのは昭和50年6月19日(1975)。

大内延介八段が中原誠名人に挑戦した第34期名人戦第7局は6月18,19日に東京・渋谷の「羽沢ガーデン」で行なわれた。
3勝3敗で迎えた大一番は、大内が優勢のまま終盤に入り、9分9厘勝利を握ったかに見えた。
ところが、どう寄せるかという局面になって大失着が飛び出す。局面はもつれ午後10時32分、196手でとうとう持将棋が成立した。流れは当然のように名人側に変り次の第8局で大内は敗れ、念願の名人位を取り逃がしてしまった。悔やんでも悔やみきれない大失着は6月19日のことだった。

持将棋

引き分けをいう。
お互いの玉が入玉して詰ませる見込みがなくなった時、駒の持ち点で勝敗を決めるが、お互いが24点以上だと引き分けとなる。ただし、それ以前に両対局者の合意がなければ成立しない。これを「持将棋」という(アマの場合は27点法を採ることもある)。
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判定勝ちを狙うため持将棋成立に同意せず入玉後も延々と駒を取り合っても、連続王手の千日手のような反則負けにはならない。
過去には第47期順位戦B1組の高橋十段対田中寅棋聖戦で両者27点の局面で田中が持将棋宣言を怠り、その後も指し続け馬金交換したため点数が挽回できず負けになったことがある。
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一方が24点以上、他方が23点以下なら点数が多い方が勝ちになる。
通常の持ち駒点数は大駒(飛、角)=5点、その他の小駒は1点として計算する。

点数はアマ、プロにより、また大会によって勝ち点数は決りがあり異なる。

尚、駒落ちの場合は、上手が落とした駒(上手の持ち駒として計算)の点数を加えて計算する。

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