難局

攻められて困難な状態に陥ったような難しい局面のこと。
「難局を乗り切る」などと使う。

成る

小駒を進めていき、敵陣三段目に入ると駒を裏返して金の働きにすることが出来る。大駒の場合はプラス玉の働きが加わり、これを成るといって、成った状態の駒を成り駒と言う。ただし、金と玉は、その性質上、成駒には成らない。また、成ると小駒の場合、元の性質を失うので不成で使う場合もある。

成(なり)

棋譜に表記する符号の一つ。
相手の陣地の三段目までに入るか、そこから移動して成った場合、例えば「▲3三桂成」のように表記する。

頓死

詰まない玉が逃げ方を間違え詰んでしまうこと。
有名なのは大山対升田の高野山の決戦での頓死。
「錯覚いけない、よく見るよろし」の升田のセリフは有名。
高野山の決戦の項、参照。

取る

自分の手番の時に、盤上にある相手の駒に自分の駒を重ねることによって奪い、自分のものにすること。将棋が他の盤上ゲームと違うのは、取った相手の駒を自分の駒として再使用できることである。

禽(とり)将棋

江戸時代に指された変種将棋の一つ。
九世名人・六代大橋宗英によって考案されたと言われている。
盤は縦横各七升、計49升ある。駒には鳥の名前が書いてあり、燕・つばめ(歩に相当)、鶉・うずら(香)、雉・きじ(桂)、鶴(銀)、鷹(飛車)、鵬・おおとり(玉)の6種類、計32枚があり、再使用もできる。

鳥将棋

禽(とり)将棋のこと。

27点法

お互いに入玉し、詰ませる見込みがなくなり決着が付けられなくなった将棋で、大駒を5点、小駒を1点として計算し、半数の27点に達していない方を負けとする方法。アマチュアの大会などで採用されている。

西田スペシャル

藤井システムへの対策として、居飛車側が穴熊ではなく、玉を▲8九玉において金銀で固める囲いのこと。アマチュアの西田氏が、自身のHPで公開したのでこの名が付いた。その他「ミレニアム」「トーチカ」「カマクラ」「カマボコ」等の名称で呼ばれることもある。「ミレニアム」の項、参照。

二歩

禁じ手の一つで、同じ縦の筋に歩を二つ打つこと。すでに歩があるにも拘わらず、その筋にもう一つ歩を打つと、打った瞬間に反則負けとなる。
禁じ手の項、参照。

握り詰め

誰かに適当に駒を何枚か握ってもらい、その駒だけを使って即席で作った詰将棋のこと。

二段桂

つなぎ桂の項、参照。

二丁飛車

二枚飛車の項、参照。

二手指し

禁じ手の一つで、相手の手番なのに、続けてもう一手指してしまうこと。
禁じ手の項、参照。

二手すき

次に詰めろがかかる状態(一手すきの一つ手前の状態)のこと。

鳥刺し戦法

対振り飛車対策として、居飛車側が使う奇策の一つ。
角道を開けずに、左の銀を▲6八から▲5七と繰り出し、角を▲7九に引く。この角の利き筋の上を、繰り出した銀が進んでいく。その様子が鳥刺し(先端にトリモチを塗った長竿で鳥を捕えること)に似ていることからその名が付いた。

虎斑

杢の一種で、年輪と直角に製材した時にできる細かい木目模様が、虎の毛皮のようにまだらに見える木地を言う。

豊島龍山

(1)初代豊島龍山。本名・豊島太郎吉。
文久二年(1862)東京・浅草生れ。浅草で材木商を営んでいたが、将棋好きで六段にまで昇り、東京・下谷で駒の店を開いた。いろいろな書体を収録した「豊島字母帖」を作成し、新しい書体を創作開発して版木にして残した。
将棋駒の書体として有名な「錦旗」の名付け親でもある。また、駒材に「虎斑」「糸柾」「赤柾」などと木目模様の名前を付け、新製品を製作した。「近代将棋駒の祖」と言われている。
昭和15年9月没。

(2)二代目豊島龍山。本名・豊島数次郎。
明治37年(1904)、東京・浅草生れ。初代豊島龍山の息子。
父の後を継ぎ駒を製作。現在残っている「豊島作」「龍山作」の駒は、ほとんど数次郎が作ったものである。名駒師の木村文俊、金井静山は弟子にあたる。
昭和15年2月、父よりも先に亡くなった。

日本将棋連盟

四段以上の専門棋士によって組織される団体(社団法人)で、「将棋道の普及・発展を図り、併せて国際親善の一翼を担い、人類文化の向上に寄与すること」を目的として設立された。通常総会で2年ごとに選出された役員、及び職員によって運営されている。現会長は米長邦雄永世棋聖。平成16年には創立80周年を迎えた。

日本将棋革新協会

昭和10年「神田事件」が起こったのを機に将棋界は分裂し、日本将棋連盟を脱退した棋士によって一時的に「日本将棋革新協会」が作られた。翌11年に、関根金治郎十三世名人と小菅剣之助八段の仲介によって事態は収拾し、再び一体となって「将棋大成会」(現在の日本将棋連盟の全身)が結成された。

二歩突き切り定跡

駒落ち戦で、二枚落ちの場合に、下手にとって有効な定跡の一つ。下手は、▲4五歩、▲3五ふと4筋と3筋の位を取り右銀を出動させて位を確保し、飛車の活用を図る駒組みのこと。

友達を無くす手

明らかに形勢がハッキリしているのに、さらにダメを押すような手を指すこと。またその指し手のこと。
今の局面よりさらに差が広がるような場合に使う。そのようなやや意地悪な手を指された時に、言う言葉。

飛び道具

大駒(飛車と角)と桂馬、香車のこと。
弓矢や鉄砲と同様に、遠くから放って敵を撃つ武器という意味でこう呼ぶ。
「飛び駒」とも言う。

飛び駒

飛び道具。と同意語。

毒まんじゅう

簡単に取れるからといってすぐに取ると、相手の術中にはまってしまう駒のこと。
容易に食いつくとあとでヒドイ目に遭う。

二枚換え

自分の駒1枚と相手の駒の2枚とを交換すること。主に、駒得を図る時に言う。
特に、大駒1枚と小駒2枚の交換の時に言う。
二枚換えは有利とされる、ただし、例えば飛車と桂馬と香車との交換では、状況にもよるが、明らかに不利となるので二枚換えの時は状況判断が大事である。
格言】二枚換えなら歩ともせよ。

独走銀

振り飛車側の戦法の一つで左銀を早めに繰り出して行き、次に▲4五銀から▲3四銀を狙う。
歩得出来れば成功だが、後手が△3五歩としても▲3四銀と玉頭に狙いをつけて攻める。

咎める

相手のミスや疑問手を見逃さず、そこを突いて攻めること。

遠見の角

遠くにいる相手の駒に狙いを付けて、自陣に打つ角のこと。
→「自陣角」の項、参照。
格言
・遠見の角に好手あり

トーチカ

「ミレニアム」の別称。
藤井システムの対策として、居飛車側の囲いとして新しく生まれた戦型。
三浦弘行八段がこの戦型を採用して高勝率を挙げ、平成13年の将棋大賞・升田幸三賞を受賞した。三浦八段は「鉄壁!トーチカ戦法」と言う著書も出している。
「三浦囲い」とも言う。

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